『村で病気とたたかう』

『村で病気とたたかう』若月俊一
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太平洋戦争の時代,東京帝国大学医学部に進学したエリートでありながら工場労働者の健康管理について研究し,活動家とみなされ1年間投獄される。その後「転向」し医師としての道をあらためて歩き始め,長野・東信州の佐久に外科医として派遣される。そこで転向者としての負い目を感じながら農民の生命を守るために「男芸者」とよばれながら「ずるく」立ち回り,農民のいのちのために為すべきことを為し,日本の地域医療の聖地とまで一部には呼ばれる佐久総合病院をつくりあげていった。この本は,自治医大の設立が決定され,若月の長年の悲願だった僻地医療を行う医者を育てる「農村医科大学」設立が不可能となった怒りの中,1971年に50代の若月の手で書かれたもの。

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